常備しておきたい薬膳食材

 スーパーでは手に入りにく漢方食材ですが、普段の料理にちょっと加えるだけでイヤな症状を改善したり体の不調を整えてくれる簡単に使える漢方食材を集めました。漢方薬のように苦いとかマズイとかといった、食材自体に特に味がないので使いやすい食材ばかりです。

乾物なので常備しておき、いろいろなお料理に加えてお使いください。エキスが滲み出て簡単に薬膳効果が得られます。


玫瑰花[まいかいか]

気の巡りをスムーズにし、鬱やストレス性胃炎を改善

五性:温

五味:甘・微苦

帰経:肝・脾

分類:行気

こんな体質におすすめ:気滞、陽虚

中医学的効能    :行気、活血、疏肝、理気、止痛 

食品が持つ主な作用 :ストレス緩和、胃の痛みや不快感、食欲不振、胸や脇の脹痛、冷えによる生理痛や生理不順

           打撲や捻挫にも効果的。

 

※これらは含有成分の働きを紹介するもので、薬事法に基づき弊社が販売する「玫瑰花の効果効能を示すものではございません。


 漢方的効果

 玫瑰花は、バラ科の「ハマナス」という野ばらの蕾で、古代より女性の若さを保つために重用されてきました。

玫瑰花にはカラダを温める作用があり、血の巡りを整え、生理不順や生理前のイライラに効果があると言われています。

 

 また、バラと似た甘い香りにはリラックス効果があり、気分を落ち着かせるとともに、ストレスからくる胃痛にも効果があります。 

 

 薬膳では、たっぷりの玫瑰花にお湯を注ぎ、贅沢な花のお茶として飲むほか、紅茶や烏龍茶などとブレンドして飲んだり、ジャムにすることもできます。女性にピッタリの食材です。 

 

 品種・品質

 旬は通年で、花びらの色が鮮やかなものがオススメです。

 

 

豊富なビタミン・ミネラル

 カロテン、タンニン、ビタミンB2、ビタミンC、鉄、ビタミンB1

[下処理方法]

特に下処理は必要ありません。乾燥したままの状態で、いろいろなお茶やお料理に加えてお使いいただけます。 

※注意事項

 1日使用量の目安 3〜9グラム。

 召し上がるのに、特に注意することはありません。

 

 傷みが早い(風味が損なわれやすい)ので、冷蔵庫で保存し、出来るだけ早く使うようにして下さい。

 (高温多湿の場所ではカビや虫が発生する恐れがあります) 

オススメの召し上がり方

お茶の時間を大切に。花のお茶を楽しむ。

 

 楊貴妃や西太后など宮廷の貴婦人たちは、美しさと穏やかな心を保つためにさまざまな花のお茶を愉しんでいました。

 

 気の流れを調えるために、アロマセラピーのように甘く爽やかな花の香りの薬膳茶はとても効果的です。

四季折々の花びらを浮かべ、その美しさと香りで優雅なひと時を持つことは、

ストレス解消や穏やかな気分を取り戻すためにとても大切です。

 

 バラの花をたっぷりをお気に入りのカップに入れて、お湯を注ぐと華やかな香りがお部屋いっぱいに広がります。

 また、紅茶やウーロン茶などをベース茶として、バラと一緒に血の巡りを整える紅花や気の巡りやお腹の調子を整える陳皮を加えるのも効果的です。

お好きな花をブレンドしてお召し上がりください。

 

玫瑰花を配合した薬膳茶&薬膳食材、薬膳スィーツ