常備しておきたい薬膳食材

 スーパーでは手に入りにく漢方食材ですが、普段の料理にちょっと加えるだけでイヤな症状を改善したり体の不調を整えてくれる簡単に使える漢方食材を集めました。漢方薬のように苦いとかマズイとかといった、食材自体に特に味がないので使いやすい食材ばかりです。

乾物なので常備しておき、いろいろなお料理に加えてお使いください。エキスが滲み出て簡単に薬膳効果が得られます。


胎菊花[たいきっか]

陰を補い余分な熱を冷まし、目の様々なトラブルにも

五性:涼

五味:甘苦

帰経:肝・肺

分類:滋陰

こんな体質におすすめ:陽熱、陰虚、気滞

中医学的効能    :消炎、利尿、降圧、解毒、疏散風熱、明目・清熱解毒、閉肝陽 

食品が持つ主な作用 :目の渇き、かすみ目、結膜の充血や目の痛み、花粉症による目のかゆみや炎症、眼精疲労やそれに伴う

           頭痛などにも効果的。

           また、体内に溜まった余分な熱を冷まし炎症を抑える効果があり吹き出物や腫れ物などにオススメ

 

※これらは含有成分の働きを紹介するもので、薬事法に基づき弊社が販売する「胎菊花」の効果効能を示すものではございません。



漢方的効果

 観賞用としてだけでなく、古くから食用としても愛用されてきました。カラダの余分な熱を冷まし、陰を補い潤いを与え炎症を抑えるとともに、余分なものを解毒・デトックスする効果があると言われています。 

 

 薬膳では、目の渇き、カスミ目、結膜の充血など目のトラブルに使われています。

漢方薬では、枸杞の実と一緒に「枸菊地黄丸」という薬として、「肝腎陰虚・肝陰虚」体質で目を使い過ぎて目に栄養が届きにくく、眼精疲労などの治療に使われています。そのほか随伴症状として、疲れると手や足の裏がほてり(五心煩熱)、イライラしやすい、口が渇く、排尿困難、目の疲れ、かすみ、充血などを伴う症状の治療に使われます。最近の研究では、菊花に含まれるビタミンB1が視神経の機能を活発にし、目から脳への神経伝達を正常に保つ働きがあると報告されています。さらに、肝の働きを高めて、血の流れを整え、肩こりや肌荒れなどにも効果的です。 

 

 品種・品質

 胎菊花は、花が咲く直前の蕾を収穫した上品な味わいのお茶用の菊花です。

9月~11月の限られた期間の限られた時間にしか収穫できない珍しくて貴重なお茶です。

 ※英語名:Embryo Chrysanthemum※

品種は抗白菊で、通常の菊花(花が開いた白い菊花)と比べるとさっぱりと飲みやすく甘みがあるのが特徴です。花の香りもリラックス効果を引き立ててくれます。 


より安全で安心なものをお届けします…無農薬栽培 

 当店では、寧夏自治区産のオーガニック胎菊花を取り扱っています。お客様により安全で安心してお召し上がりいただける物をということを最優先し、この「胎菊花」も無農薬・無化学肥料で栽培されたものです。

 輸入後に国内で残留農薬のロット検査を行い、対象全項目で未検出という結果です。そのままお湯を注いでお召し上がりいただくお茶用菊花であるからこそ、安心安全をお届けいたします。 

 

豊富なビタミン・ミネラル

 カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、ビタミンB1

     日本国内検査・残留農薬証明書


【胎菊花(たいきっか)】は、花が咲く直前のつぼみを収穫した上品な味わいの菊花です。

限られた期間の、限られた時間にしか収穫しか出来ない珍しい菊花です。
※英語名:Embryo Chrysanthemum
品種は【杭白菊】で、中国浙江省杭州の付近で栽培される菊花を【杭白菊】と言います。当店の【胎菊花】は、この【杭白菊】の品種の菊花を寧夏イスラム自治区の特別農場で、無農薬・無化学肥料で栽培したものだけを扱っています。

本場中国では、漢方や生薬・薬膳食材として利用されたり、他の茶葉とブレンドされ飲まれています。一般的には菊花のみか、クコの実を数粒一緒に入れて飲まれます。
※品種は【杭白菊】ですが、色は濃い黄色で菊花の蕾です。色が黄色いので杭白菊でないと勘違いされますが、同じ杭白菊でも白い菊花は、蕾が開き切って時間が経つと少しずつ色が抜けて白くなっていきます。濃い黄色い色をしていますが品種は【杭白菊】ですのでご安心ください。

「胎菊花(たいきっか)」の副作用

副作用は報告されていません。

 

■菊花に対してアレルギーのある方

■冷え症の方(腎陽虚、脾虚)

 

また、お腹が冷えて下痢をしている人や軟便気味の人、寒気や冷えを感じる時などは、飲むのをお控え下さい。

枸菊薬膳茶がオススメ

 ストレスが溜まってるかなと思われる時や、肌に吹き出物などが出来て炎症がある時、疲れ目で眼精疲労や目がかすむ、物が二重に見えるなどというときは、菊花2~3グラムに枸杞の実を5グラムぐらい合わせてカップに入れて、熱湯を注ぐと「枸菊薬膳茶」が出来上がり。ちょっとクセがあって飲みにくいとか苦手だという人は、烏龍茶と合わせて「枸菊烏龍茶」などにするととても飲みやすい味になります。

 

京都伝統中医学研究所で取り扱っています「胎菊花」は、色が鮮やかでとても美味しい胎菊花です。



[下処理方法]

特に下処理は必要ありません。乾燥したままの状態で、いろいろなお料理に加えてお使いいただけます。 


※注意事項

 1日使用量の目安 3〜9グラム。

 涼性でカラダを冷やす性質があるので冷え症の人やお腹が冷えて下痢気味の人は控えましょう。

 傷みが早いので、冷蔵庫で保存し、出来るだけ早く使うようにして下さい。(高温多湿の場所ではカビや虫が発生する恐れがあります) 


おすすめの食べ方

乾燥したままお料理に混ぜてお使い下さい。

枸菊薬膳茶

菊花2~3グラム(20粒ぐらい)に枸杞の実5グラムほどを加えて熱湯を注ぎます。

お好みで烏龍茶などを少し加えてもOK。



胎菊花を配合した薬膳茶&薬膳食材、薬膳スィーツ